●so coooooooooool!ですよ!クラリネットさん!!!●
「なんでもできちゃう万能楽器」みたいに言われることが多い楽器。
吹奏楽団を見たときに「他と比べてなんかやたらいっぱいいるな…」と感じる楽器。
それがクラリネットです。
たくさんいるという事は、それだけ「音の動きや高さを揃える」という技術が
必要とされるパートでもあります。
もちろん奏者の能力も腕も必要とされるけど、クラリネットがそういう部分を任される理由は
優秀な楽器の性能にもあるそうです。
優秀ゆえに難解な仕事をひっきりなしに任され、「できるでしょ、君なら」と言われてしまう。
そしてこなしてしまうのがクラリネット。
音色はどことなく冷めたような、皮肉とか嫌味の一つも言われそうな?
プライドの高そうな、非常にクレバーな感じの音色です。
特にビッグバンド(映画「スウィングガールズ」で主人公たちが結成してたやつ)でのクラリネットなんてもう、
ドS好きにはたまらない小悪魔ぶり。
ルイ・プリマ「sing,sing,sing」
反面、「急にどうした?」なエキセントリックで情熱的な演奏をしたり、
胸が締め付けられるような曲を歌い上げたりもします。
その素朴でしっとりとした音色はカントリーマァムに勝るとも劣らない。
実家に帰りたくなる程切ない音色。
何となく中性的な音のような感じもします。
ガーシュイン「ラプソディ イン ブルー」
しょっぱなに色々やらされてるクラリネット。そして色々やっちゃうクラリネット。
●奏者の特徴●
「用心深い」「あまり深くつるんだりしない」「飲んでても静か」とか
そんな話を聞きます。
後は、割と毒舌。故意の毒舌なので、悪意が無いよりまだ良いですが…。
●一糸乱れず!●
演奏では集団行動もso coooooooooool!ですよ!!!!!!!!!
クラリネットが「階段の上り下りを!全力で!一糸乱れず!!」みたいなことを
やってる曲が大好きです。
●キイキイうるさい●
クラリネットの特徴(?)の中に「リードミス」というものがあります。
(サックスにもこの現象があるらしいのですが、自分はあんま聞いたこと無い。)
代表的なのは、何かが軋んだみたいな「キィ」という音が漏れてくる現象です。
原因は指の位置や息の量、口の形、楽器の調子など色々あるらしいです。
●サックスの存在がジョークですが何か?●
「クラリネットのジョークが少ないって?
安心して。
サックスの存在自体がクラリネットにとって最大のジョークだから。」
以上、クラリネットジョーク。
色んな仕事を優秀にこなすクラリネットなのに、なぜか脚光を浴びるのはいつもサックス…
みたいなことを皮肉ったジョークらしいです。
まぁあんなにキラキラしてて、よく通る音を出したら目立つわなサックス。
ちなみにこの音量(目立つ音質)については、
楽器の胴体部分が金属でできてることも一つの原因だと思います。あくまで個人的なイメージですが…
(※もちろん技術でカバーしているような場合は除きます。)
(プロが「音量自体が小さくても、よく抜ける(通る)ように吹いている」みたいな。)
クラリネットも通る音ですが、胴体が厚い木でできているためか
もうちょっと優しめの音が出る感じです。
この「胴体が金属」について、フルートが分かりやすいんで
またそのうち触れられたら。
●パンツの色をサクッと教えてくれる。●
そつなくなんでもあしらってくれそうなサックス…。
下ネタ振られても「あーはいはい」って感じであしらってほしい。
サックスはそんな世慣れた感じのイメージがどうしてもぬぐえない…。
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