トランペットの休日とトロンボーンの休肝日













○おまけ。結局飲みに行く2人。○




●アイヴァーの休日●
平日より仕事をしている。


『トランペット吹きの休日』(ルロイ・アンダーソン)




小学校の授業で大概の人が聞く曲。
休日とは思えない程ラッパを吹きまくっていて、最初から忙しなさが頂点。
原題の直訳は『ビューグル吹きの休日』。
ビューグルは平たく言うと進軍ラッパです。(※ちなみにトランペットと言うよりホルンから進化した楽器らしい。)

音楽目的では無くて、本来は信号代わりの短いメロディを吹くための楽器。
平日は「起床」「消灯」「突撃」「食事」の合図を拭く仕事の繰り返し。
ラッパ手にはある鬱憤が溜まってくる。
「休みの日くらい思い切り好きに吹かせろ」

その結果、休日があんなことになってる。

という説を聞きました。
なんかかわいい。


原題はビューグルだけど、トランペットもオーケストラでは手が空いていることが多いらしいので、
「休みの日ぐらい思い切り吹きたい」という鬱憤はたまるのかもしれません。
↑この「オーケストラで手の空く楽器」にはちょっと胸キュンないきさつがあるので、この辺についてはまた後程。

●トロンボーンの休肝日●
トロンボーン奏者には何故か酒飲みが多いらしい。
とにかく飲むらしい。
飲むとでかい声でげらげら笑っててくれそうです。一緒に飲んだら楽しそう。

奏者の性格は、明るくて社交的
友達思いで人の輪を保つ事を大事にするというのが定説のようです。

私の狭いデータベースによる私見だと、
トロンボーン奏者はモテます。
とっつきにくい真面目そうな顔してるくせに実は明るかったりする。
そんなところがモテる原因な気がする気がする気がする…。

●トロンボーンのの音量調整●
「トロンボーンに音量調整は無い。オン(しかも最大)とオフがあるだけ。」

トロンボーンジョークはいくつか見つけましたが、要点をまとめると大体こんな感じ。
(本当は優しい音色も出せる楽器なんだけど、まぁそこは置いといて。)

楽器はでかくて(というか長い)、動きがあって、音もかっこいいっす。いかつい音色にしびれます。
トランペットがレーザービームならトロンボーンは波動砲。

でかくて長いので、
演奏中に見ていて「ぶつからないのかなー」と思ってたのですが、
案の定たまに周りにぶつかることがあるそうです。
↓軍楽隊では悩みの種だったらしい。↓
ヤマハのサイトにリンクします。


明るい曲を演奏させると期待以上に明るい曲に仕上がる。
↓良い例↓
ビートルズ『オブラディ オブラダ』吹奏楽の演奏版
トロンボーンにしびれるためのネアカな曲(過言)。
下の動画だと2分25秒あたりです。



トロンボーンは、伴奏ともメロディラインとも違う旋律を割とデカめの音で気持ちよさそうに吹いてます。
最高にかっこいい。

原曲も大好きですが。



●アイヴァー:飲みの席用の芸●

・象の鳴きまね…「象が鳴く」「象の鳴き声」は「trumpet」。
ラッパのような甲高い音、という意味からきているらしい。

・馬の鳴きまね…「そりすべり」(ルロイ・アンダーソン)って曲の最後で本当にやってます。



これがまたけっこう似てる。

・ストリッパーのまね…「タブー」(加藤茶の「ちょっとだけよ」の曲です)のメロディ吹いてるラッパはノリノリな気がする。



ガラガラ声のところはミュート を使用して音色を変えています。

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