迷子のパーカッション
●迷子のオッタヴィオ●
パーカッション(打楽器)の楽譜には、
「ここから〜・・・ここまであなたの出番はありません。」
という表記がザラにあるそうです。
(これはパーカッション以外にも当てはまるのですが、それはまたあとで。)
曲によっては「シンバルはこの一発のみ」なんて曲があるのは割と有名な話。
これはつまり、真っ白な自分の楽譜では、「今、曲がどの辺まで進んでるのか」が分からない
という状況が出てくるわけです。
そんな時、打楽器奏者は指揮者の見る「スコア(全楽器の楽譜が書いてある)」を見て
自分の出番を確認・把握しておくそうです。
特に練習中は曲の途中から演奏することがほとんどなので、
「今みんながどの辺を演奏し始まったのか」が分かっていなければ
演奏するべきところで演奏に加われない。
5分の曲ならいいけど、数十分の曲もあるわけなので
こういう「曲の全体像」の把握は結構根気のいる作業。
でも周りの人たちにはあんまり知られていない努力みたいです。
だからなのか、打楽器奏者たちは結束が固いことが多いらしい。
もちろんパーカッション大活躍な曲もありますよ!
●大人になれない24歳児●
子「大人になったらトランペット奏者になるんだ!」
母「どっちかにしかなれないのよ」
以上、トランペット奏者は「いつまでも子供っぽい」「自分が一番じゃなきゃ気が済まない」
というイメージを表すトランペットジョーク。
裏を返すと、「自分が一番になる」という闘争心とか「絶対うまくやる」という度胸が無ければ特に勤まらない楽器。ということだと思います。
長い休みの後(トランペットも曲によっては出番が少ないことが結構ある)、いきなり目立つフレーズをどでかい音で鳴らさなきゃならないプレッシャーはそうとうなものらしいです。
準備運動の後しばらくじっとさせられて、
「さ、ハイジャンプしてくれ!しかも華麗に!!」
とか言われてるようなもの。
私が知ってる奏者は、子供っぽいっていうか、「遊び心のあるアニキ・あねご」って感じの人が多い気がします。
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