ティンパニ先生無双











●ティンパニねためも

●かっこいいティンパ兄さん● 大概、ステージの奥の方で4〜5台並んでいるお椀型の太鼓。 見た目もでかいし音もでかい。立派。
その巣作りしたみたいな太鼓に囲まれて叩く姿は、 城塞から大砲をばんばん撃ってるみたいでめちゃめちゃかっこいいです。


↑大体25秒前後くらいで映ります。
録音だと低音打楽器は特に魅力が4分の1減してしまうのが残念…。

●巻き込みティンパ兄さん●
曲が盛り上がるにつれて、奏者のテンションに比例し だんだんテンポがほんのわずかずつ速くなる、という演奏を聞くことがけっこうあります。

しかしそうすると裏打ちや
ティンパニの合間の合いの手なんかをやっている木管や弦、
細かい動きをしているスネアなどのリズムキーパーが
加速するティンパニについて行けず
(本当はリズムキーパーに合わせなくてはならないんだけど)
微妙にずれたまま (しかもほんの少しずつズレを大きくしながら)曲が進行していく、という事態に…。
雪崩のような、怒りに我を忘れた王蟲のような、そんな巻き込み感。

婆にしっかりつかまっておいで。
こうなったらもう、誰もとめられないんじゃ…。

●奏者のイメージ●
こんなキャラにしといてなんですが、奏者は割と地味で真面目、 若干オカン的な印象のある人、というイメージです。
誰に評価されなくても黙ってひたすらに一つの事を続けられる人。

練習中も、同じところを何度も何度も納得するまで叩いてはやめ、 繰り返して叩いてはやめ…
そんな音がどこにいても聞こえてきます(音でかいから)。

そして、「一度スイッチが入ると何をするか分からない」系の何かを 抱え込んでる感じです。

まるで陶芸家が気に入る作品ができるまで皿を割り続けるような…そんな偏見を抱いています。



明和電機「地球のプレゼント」
合いの手にティンパニ。
それだけで曲がぐっと劇的になるという好例。

●優雅なティンパ兄さん●
かつてのドイツ、スウェーデンでは、ティンパニは男爵以上の身分が無ければ持てなかったそうです。
貴族の楽器。

●ティンパニの胴体●
「ケトル(鍋)」と呼ばれています。
お料理!ばんばん!!



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