レーザービームは嘆かない。
ただとてもさびしいだけ。
〈ミュートの歴史〉
ミュート…楽器の音色を変えたり音量を抑えたりする外付けのパーツ。
管楽器は大体ベル(音の出口)にキュポっと入れる。
読む資料によっていろいろですが、(私の見た資料では)共通しているのが
戦場での需要がミュートを生んだということ。
戦場で、敵に気付かれないように、ラッパのベル部分に布を掛けて演奏したのミュートのはじめてものがたり。
布を掛けた理由
・夜襲などの合図の時、音のでかさとベル部分の反射による光で自軍の位置がばれてしまう事を防ぐため。
(反射によるキラキラ防止に、ベルの内側に黒を塗ったりもしていたらしい。)
・戦死者が出たときの葬送曲を演奏するため。
葬送曲は華やかな雰囲気にならないために、ラッパはもちろんドラム、ティンパニにも黒い布を掛け
重い雰囲気にしていたらしい。※
そんな習慣があったから、曲中でミュートが使用される時は「死」を表しているシーンだったりすることが多い。
戦場であんまりでかい音を出すと居場所や規模がばれたり、大きな音で周りの音の反応に鈍くなるから布で音消しする必要もあったのかも。
前線でも葬儀をするのは士気を維持するためにも大事な行動だったとか。
●ミュートの種類は多く、出したい音によって変えている。
おもむろにかぶってた帽子を脱ぎベルに当ててミュートにしたり、便所の詰まり直しの「ガッポン」とか突っ込んだり、清濁併せ飲み過ぎる。
※
トロンボーンも葬送を表現するシーンで使用されることがある
それよりちょっと血なまぐさい理由なのがトランペット、ドラムっぽい。
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