ジャズねたメモ
●ジャズなメンバー
クリスティーナ・アギレラ「キャンディマン」
私的に、3人のアギレラの後ろにいる楽器群がジャズのスタメンなイメージです。
サックス、トロンボーン、ラッパ、ドラム(ドラムセット)、ストリングベース(コントラバス)とか。
もちろん他にも色々出てきますがとりあえず。
ジャズはアドリブやソロが多くて、ちょっと音が外れたくらいは「味」のうち、
みたいな、正確さよりノリを大事にするいい感じに適当なイメージ。
しかしこのPVの米兵さんたちがかわいすぎる。
以下いくつかおまけまんが。
●サックス
メイド服がアルトサックス。
対応に困ってるのがチューバ。
ジャズでは特に、お色気と現実主義の間をいったりきたりしてるイメージ。
サックスのように「誰にでも簡単にある程度の演奏ができるシステム」を搭載した楽器がはやるあたり、とてもアメリカ的だなーと思います。
アメリカは武器や兵器もそんな感じみたいですしね。
(開発側のクリエイティブ魂より、大量生産・誰にでもすぐ操作できる簡潔さが重視されていたそうです。)
●コントラバスとドラム
飲んでても一仕事する働き者スネア。
「楽器ジョーク」において
お馬鹿さんの代表格として登場する「打楽器」と「ベース」。
仲良しっぽいジョークが多くてなんかほのぼのする。
ジャズの中ではほとんど似たような動きで
2人でずーっとベースラインを刻んでいることが多い。
その淡々とした感じが渋くてけっこう好きです。
●トランペットとコルネット
と、それをぬるく見守るトロンボーン。
今じゃジャズでも花形の地位を築いているトランペット。でもジャズが生まれた当時はジャズ楽器の一員ではなかった。
その代りに重宝されていたのはコルネット。
ちなみにジャズを始めたのがコルネット奏者。という話が定説だそうです。
ジャズどころか、このころのトランペットはオーケストラの中でもほとんど活躍せず、
コルネットにその座を奪われていたそうな。
トランペットが活躍を狭めていた理由はいくつかあるけれど、
多分一番大きな理由が、「演奏の難しさ」かと。
一時、トランペットはソロをやるにはそりゃもう超難しい楽器で、
しかも一部の限られた人間しか演奏を許されず、演奏方法も「秘伝のスープ」的な感じで
親方から弟子へ極秘に伝えられていたようです。
色々読んでると、このころ(=活躍の場がほとんどなかった時代)のトランペットは
「お高くとまってて、扱いにくい奴」と思われてたんじゃないかなー、と思えてきます。
こういったことすべてが、後々トランペットとトランぺッターの地位に大きく影響してきます。
この辺のトランペットのジェットコースター並みの浮き沈みについてはそのうち。
ジャズのできるまで・平たい歴史