今週の「俺が俺が」 スネアドラムとトランペット



戦場で信号・命令伝達に使われた楽器たち。


●血なまぐさい太鼓の歴史●
軍歌やマーチがあるように、音楽と戦争の関係はかなり古い。
インカ帝国では、負かした国の戦士の皮で太鼓を作って鳴らしたとかいう
血の気の多い歴史がある。

太鼓は合図を送るためにも、戦意高揚のためにも欠かせない楽器。
(足並みをそろえるためにも)

合図を送る=逃げる兵がいても、合図を送るべき兵が残っている限り
その場で合図を出し続けなければならない。

楽器手も戦場にいれば命がけの兵士の一人。

そんな戦場で磨かれたドラムの奏法は
ちょっと圧倒されるくらいかっこいい。

ちなみに、ドラムよりもラッパの方が
・一人で吹いても音が届く
・音階があるのでサインが理解しやすい
「太鼓よりラッパの方が
1人当たりの音量がでかいし、
音程があるからバリエーションが作りやすくて
重宝した」とのこと。(資料ページの本「戦闘」参照。)


得意げトランペット。

※ちなみに、いわゆる「進軍ラッパ」(正露丸のマーク)は 「ビューグル」。
トランペットとはまた別の楽器。


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