バスクラリネットとバリトンサックス

バリトンサックス…スパイク(銀細工職人)
バスクラリネット…ヴァシリー(自動車整備士)
チェレスタ…ドラジェ(ヴァシリーの奥さん)

スパイク兄さんが風邪をひいたよ。





[バスクラリネットとバリトンサックス〕

あんまり主旋律がまわってこないバスクラ。
それは低音楽器の宿命なんだけど、

たまにおいしいメロディーがあったと思うと
大体バリトンサックスも同じことをしていて、
いつもひとまとめにされたりする。

しかもバリトンサックスの音がでかくてかき消されたりする。
音色もバリトンサックスの方が華やかめ(派手?)だし、
バスクラはちょと籠ったかんじの渋い音だし、

「目立つのはやっぱりまたサックスなのか…。」

みたいな悩みがバスクラ奏者にはあるらしい。

でも、上手なバリトンサックスが相手だと、
バスクラもかき消されるのではなく
気持ちよく絡めるらしいです。(情報提供:おやぶんさん)


バリトンサックスとバスクラのそんな関係が
悪友みたいでちょっとかわいい。

ちなみにサックスの発明者、アドルフ・サックスさんが
サックス制作より前に、
バスクラを使いやすく改良した。


[チェレスタ]


チャイコフスイキー「くるみ割り人形」の中の
『金平糖の踊り』や、

「ハリーポッター」のメインテーマの冒頭が有名。

チェレスタとは「天使の声」という意味で、
オルゴールのようなかわいらしいメルヘンな音色。

『金平糖の踊り』では
チェレスタのメロディーがひそやかで、なんかこう小悪魔めいていて
バスクラリネットと仲睦まじい感じ。
非常にかわいいです。